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「WAKUWAKUやまのうち」 のテレビ露出情報

日本への外国人旅行客が増える中、温泉街としてどう取り込めるかが重要になっている。全国有数の温泉地、群馬県の伊香保温泉で進む活性化プロジェクトを取材した。鉄分を多く含む温泉で療養地として人気を集め、夏目漱石など文人たちに愛されてきた伊香保温泉。ピーク時には年間170万人を超える観光客が訪れたが、バブル崩壊後は客足が減り続けてきた。温泉街再生のため、地元の旅館や飲食店などが立ち上げたプロジェクト。リーダーを任された岡嘉紀さんは、地域経済の活性化を支援する団体で長野や山形など5つの温泉街を担当。街の個性やもともとある資源を大事にして復活させた手腕を買われ、抜てきされた。岡さんが早速手がけたのは、廃業した旅館を活用した観光拠点づくり。12月のオープンを目指し、築100年を超える建物をリノベーションする。滞在時間を少しでも長くするため、石段街を見ながら食事やお茶をしてくつろいだり、買い物を楽しんだりできる施設にする考え。どのような施設にするのか、岡さんは地元企業や旅館のおかみなどとアイデアを出し合ってきた。古い建物を再利用するうえで岡さんがこだわっているのが、壁や梁など、なくしてもよいものをあえて残すこと。100年前の建物の風合いを生かすため。内装工事は着々と進み、すべての区画でテナントが決まった。温泉街の人たちと共に進める再生プロジェクト。岡さんはオープンの先も見据えている「何度も訪れてもらい伊香保に“家に帰る”ような施設にしたい、そういう優しさのある施設にしたい。まだ遊休施設がたくさんあるので、これを皮切りに(ほかの空き施設も)活用できればと考えている」と述べた。岡さんたちは今後、起業家などと連携してさらなる街の活性化につなげていきたいと話していた。

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