ドイツ・オルデンブルクの病院でエリザベスさんが死亡。この時、勤務していたのはドクターのディルクと看護師のヘーゲルとビアンカだった。エリザベスさんは順調に回復していたのに急変する理由が思い当たらなかった。別の日、ベルンハルトさんが死亡。その翌日、ヨハンさんも突如心停止し死亡。翌年には35km離れた別の病院でも心停止しなくなる患者が激増した。その噂を聞きつけ警察が捜査に乗り出した。調べた結果逮捕されたのは看護師のヘーゲルだった。ヘーゲルは局所麻酔などに使われる薬や不整脈の賞状を抑える薬を患者の点滴に大量投与していた。一度、救急患者の蘇生措置を行った時に患者が意識を取り戻した時があり、助かった時にすごく快感だったという。病院側はヘーゲルが怪しいと思っていたがバレるのを恐れ隠蔽。ヘーゲルには病院を去ってもらうため他の病院に推薦状を作成していた。ヘーゲルは2つ目の病院でも同じ犯行を繰り返した。警察はヘーゲルが6年間で関わった500人の死亡患者の診察記録を分析。殺害された可能性がある134体の遺体を墓地から掘り起こして検査。ヘーゲルの犯行と認定された被害者もいたという。殺人で立件された被害者の数は100人だった。立件できなかった被害者の数を合わせると200人以上にも及ぶ可能性があるという。