ボーカル/ギター・山口一郎さんがうつ病のためライブ活動を休止していたサカナクション。先週末に行われた約2年ぶりとなるライブの裏側に密着。全国アリーナツアー初日には2万人を動員。リハーサルで山口は不安を口にしていた。山口は約2年間うつ病で療養。バンドはおととし7月からライブ活動を休止。ツアーリハーサルに密着。リハーサルは山口の体調に合わせ進行。メンバーも不安を感じる中、全国ツアー開催に踏み切ったのには、山口が完全復活へのリハビリを兼ねて行った単独ツアーの成功が大きいという。「ステージにさえ行ければなんとかなる」と話した山口。観客も2年間の思いを爆発させる。山口は「メンバーもこの日を迎えるために頑張ってくれたしうれしかった。泣いているのを見て同じ気持ちだったと、自分だけが苦しかったんじゃないんだな。ありのままの音楽好きの兄ちゃん、姉ちゃんの人生をそのままさらけ出して、ミュージシャンとしてやっていく姿をちゃんと見せることが大事。ここから始まるだけだから。新しいサカナクション、新しい自分に」と語った。