マジッククリエイターの益田さんは「マジックは観る人をおとぎの世界に連れていけるそんなパワーがある」と語っており、30歳ごろに印刷会社に勤務しながら自作のマジックグッズを制作し始めた。益田さんの作品で「WOW」というカードのマジックが世界で最も売れたマジックグッズだ。商品化までには最長3年かかるものもあった。かつての印刷業者は手作業でフィルムなどを貼り、画像の加工・修正をしていた特殊技術をグッズ作りに応用している。メーカーにお願いすることもあるが、タネが精巧すぎて「うちでは作れない」と断られてしまい、ほぼ手作りしている。また、1人では作れないので奥さんに手伝ってもらい作っている。益田さんは申し訳ないと思ったが、楽しみに待っている人を思うと頑張らないわけにはいかなかったと話している。最近、頭を悩ませているのが「マジックのタネ明かし動画」で、益田さんの作品も被害にあっている。マジックの著作権について尋ねると、部品のデザインは著作権で保護されるがタネはアイデアとみなされ、保護されないという。そんな時、相談したのがMr.マリックさんで、対策に時間をかけず新しいもののために時間を使おうなどのアドバイスをもらった。