米国・トランプ次期政権で要職を務めることになっている実業家・イーロン・マスク氏が、ヨーロッパ諸国の政治に介入する発信を強め、各国首脳との軋轢が生じる事態となっている。マスク氏は9日、ドイツの極右政党「AfD」のアリス・ワイデル共同代表と自身のSNS「X」上で対談し、「ドイツを救えるのはAfDだけだ」と称賛し、今年2月に行われる総選挙での投票を呼びかけた。マスク氏はショルツ首相について「無能なばか」などとも投稿していて、批判の声があがっている。英国・フィナンシャル・タイムズ紙は、「マスク氏が英国・スターマー首相を交代させる方法について、関係者らと協議した」と伝えた。
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