米国のベンチャー企業が超音速旅客機の開発を進めている。超音速飛行のデータを取るために作られた試験機「XB−1」が飛び立った。3回の試験飛行に成功している。米国のベンチャー企業が完成を目指しているのはマッハ1.7で飛ぶ超音速旅客機「オーバーチュア」で実現すれば東京と米国・シアトルの間を現在の半分約4時間半で飛行することが可能になる。燃料コストを抑えるため新たなエンジン「シンフォニー」も開発、騒音を抑えながら使用済みの食用油などを使った燃料にも対応、環境に配慮しながら運用コストを10%削減できるという。コックピットにはタッチパネルをはじめ最先端のテクノロジーが凝縮されている。夢の飛行機オーバーチュアは、2029年の実用化を目指している。日本航空も2017年に1000万ドル(現在のレートで約14億円)を出資。完成すれば20機の優先購入が可能ということ。第1号機では乗客定員は65人から80人で価格は現在のビジネスクラス程度になるという。