夏の甲子園の準決勝に進む岐阜県立岐阜商業高等学校が行っているクラウドファンディング。なぜ寄付を募っているのか、クラウドファンディングの目的の欄には「選手たちの出場経費・応援生徒たちの移動経費」なと書かれている。あすの準決勝に、生徒ら約500人が14台のバスで甲子園に向かう予定で、費用は約700万円かかる。応援する生徒が負担する額も勝ち進むにつれて増えていき、1回戦・2回戦では8000円、3回戦・準々決勝では1万円、準決勝では1万2000円となっている。2018年に金農旋風を巻き起こした秋田県立金足農業高校に聞いた所、去年1回戦で敗退したがその1試合だけでかかった費用は約4900万円。この中には、生徒ら約300人の交通費や入場料などが含まれているとのこと。担当者は「勝てば勝つほどお金がかかる」と話していたという。高野連によると、選手20人、責任教師1人、監督1人までは交通費全額補助、滞在費も1人1万円までは補助していて超過分は学校負担とのこと。マネージャーや応援団などの費用は学校負担になるという。費用の問題について高野連は、問題意識はあるが一律でどこまで負担できるかは難しいとのこと。専門家は、高野連があくまで「教育」の一環で商業利用しないスタンスだが、グッズ販売や入場料の値上げ、放送権の販売やスポンサー集めを進めるなどして収益を上げることで、補助金を増やすことはできるのではと話した。
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