米価格が依然高止まりしている中、小泉農水大臣は昨日、随意契約の備蓄米について明日から新たに弁当などの中食や飲食店などの外食に加え、給食の事業者も販売対象にすると明らかにした。さらに米の流通の実態を把握するため、精米を担う事業者を対象に実績と余力を調べるという。こうした中、早すぎる猛暑による今年の新米への影響を懸念する声が広がっている。群馬・みなかみ町の米農家ではコシヒカリより暑さに強い「にじのきらめき」の栽培を増やしているという。埼玉・熊谷市では暑さに強い品種「彩のきずな」が開発された。また田んぼの位置を登録して気象状況や人工衛星画像など様々なデータをAIが解析し、効率的な栽培管理を支援するシステムの導入も進んでいる。