“団地グルメ”で活気が! なぜ?洋食店でおばんざい定食

2024年4月19日放送 18:25 - 18:32 テレビ朝日
スーパーJチャンネル 追跡

53年前から入居が始まった若葉町団地(東京都立川市)。総戸数1400以上、37棟ある昭和のマンモス団地。団地内にある店舗の2割が空き店舗。12年前にオープンした洋食レストラン・てくたく。この団地に妻と暮らすオーナーの佐藤義明さん。以前はフレンチのシェフを務めていた。店を出すきっかけはイベントで団地に暮らす高齢者に料理を振る舞ったこと。「おばんざい定食」を紹介。洋食店でなぜ和のおばんざいなのか。佐藤さんは「最初はよかったが半年ぐらいすると売上が落ちてきて、地域に合わせないとお店は生き残れない」などコメント。試行錯誤の末にたどりついたこだわりの味。それは地元の野菜を中心に使い高齢者でも食べやすい優しい味付けのおばんざいだった。おばんざいを求めやってくる客の半数以上が団地の住民。いつしか店は団地住民の交流の場になっていた。夫婦で始めた店だがおととし妻が病に倒れ、佐藤さん1人で店を切り盛りすることに。このままでは店の存続が危ぶまれる。そんなときに現れたのが須長辰友さん24歳。以前はすし店で修業していた経験も。退職後に知人から紹介されてこの店で働き始めたという。団地住民の大切な場所を守るために続けているのが店の顔、おばんざいの試作。この日は若筍煮に挑戦。見事須長さんは佐藤さんから合格点をもらい。若筍煮がおばんざいの一品として採用されることになった。2人の思いが詰まったおばんざいは団地に暮らす人々の絆を紡いでいた。


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