”ゲームマネー”の舞台裏

2024年4月3日放送 17:36 - 17:41 NHK総合
午後LIVE ニュースーン トクシュ~ン

先月都内で開かれたゲームのイベント「京王電鉄eスポーツ祭」は鉄道会社がゲームのファンの利用客を増やそうと開催した。家族で楽しむ初心者から、マイコントローラーを持ち歩くコアファンまで訪れた。ゲーム人口は性別・年齢問わず増え続けている。こうした人々を惹き付けている、魅力的なコンテンツを作る大手ゲームメーカーを取材。このメーカーの代表作は「ストリートファイター」。累計5300万本を売り上げてきた。最新作に関わったスタッフは総勢300人以上。デザインや音楽の担当者などが5年かけて作り上げてきた。特に追求したのは映像のクオリティ。最新作ではキャラをよりリアルに描くため、世界各国のボディビルダーなどを3Dモデルにした。さらにモーションキャプチャーを自社で150台使い、リアルな動きも再現している。去年6月に販売された最新作の半年の売り上げは半年で300万本を記録した。さらに大きな売上をもたらすのが海外市場。ストリートファイター6の世界大会が行われ、50を超える国と地域から7000人が集まった。パソコンさえあればゲームができるようになり、途上国でもユーザーが増加している。そのため巨額のコストを掛けても利益が生めるようになったという。
映像の部分は非常に高度な技術で、高度な半導体を使うので、半導体産業でも大きな動きが起きているという。ゲームではいろいろなところに波及効果があり、今回紹介したゲーム会社でもコンテンツの売上に加えて、キャラクタービジネスなどで売り上げの8割を海外で稼ぐまでになっている。使っている音楽でコンサートを開いたり、キャラクターのグッズ、映画やアニメになったりもしているという。


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