脂肪減らす薬 効果どれくらい?

2024年3月5日放送 16:29 - 16:39 日本テレビ
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来月8日、国内で初めて処方箋なしで薬局で購入できる内臓脂肪を減らす薬「アライ」が発売される。内臓脂肪や腹囲を減らす効果が期待され、食べた脂肪の約25%を便と一緒に排出する。1日3回1カプセルずつ服用する。臨床試験では1年間服用した場合、腹囲が4.73cm減少したという結果がある。肥満の定義はBMI25以上とされ、加えて高血圧など健康障害が出ている場合は肥満症となり、治療の対象となる。アライは肥満症になる前の段階で飲む薬で、買えるのは18歳以上腹囲男性85cm以上女性90cm以上の方が条件となる。皮下脂肪より内臓脂肪が蓄積する方が病気のリスクが高く、内臓脂肪が蓄積している人は機械を使わなくても腹囲で大体推定できるという。初めて薬を買う際、購入前に3カ月以上生活習慣を改善するための運動や食事を続け、購入1ヶ月前から生活習慣を記録する必要があり、糖尿病や高血圧などの健康障害がないことを事前に研修を受けた薬剤師がチェックシートを使い対面で販売し、服用後も運動や食事の管理をやり、体重・腹囲の記録を継続する。「アライ」は脂肪は分解する酵素の働きを阻害し、食べ物などの脂肪の吸収を低下させ、吸収されなかった脂肪を便として排出される。おしりから油が漏れたり便や油を伴うおならが出るといった副作用が出る可能性があり、脂肪分の多い食事を控えおむつや便漏れパッドなどをつけることが対策となる。
国内では先月、約30年ぶりに新しい肥満症治療薬「ウゴービ」の販売が始まり、来月には国内初の肥満改善薬「アライ」の販売が始まる。背景には日本人の肥満が増えており、国民医療費の生活習慣病関連は全体の23%となる7.5兆円である。肥満や内臓脂肪は生活習慣病の原因になり、一人一人の健康寿命を延ばし社会全体の医療費を減らし社会保障制度を維持するためにも対策が必要だという。肥満症の治療薬を巡り、近年ネット広告などでダイエット薬として掲載されオンライン診療などで購入されるケースが相次いでおり、本当に必要な人に薬が届かないということが懸念され、厚生労働省は適正な使用を呼びかけている。アライは内臓脂肪を減らすもので、ダイエットや美容目的で使用するものではない。


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