- 出演者
- -
オープニング映像。今回の舞台は山形・村山市。
- キーワード
- 村山市(山形)
山形・村山市は春から夏にかけてバラが咲き誇り、さくらんぼが特産品。2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得したブルガリア新体操チームのホストタウンを務め、新体操に取り組む子どもたちが増えた。東京の大学で新体操選手として活躍した藤井雅さん(24)は村山市に移住し、子どもたちの指導にあたっている。各自のペースに合わせ、技を覚える喜びを実感してもらいながら練習に取り組めるよう心がけている。練習内容を一方的に与えるのではなく、子どもに考えさせている。大会で披露する演技プランも子どもと一緒に作る。与えられるだけの指導に疑問を感じた藤井さんは選手の個性を尊重しながら新体操の楽しさを伝えたいと考えた。一般の教室では藤井さんの理想とする寄り添った指導が難しいと感じていたとき、大学の先生から教えてもらったのが村山市に新しくできる体操教室だった。新体操では演技に「ターン」をいれなければならない。アラベスクターン(前方)は腹筋力がある人、アチチュードターンは腰と股関節が柔軟な人が向いている。子どもの個性を見極めた指導を心がけているという。街の人にも浸透し、声をかけてもらう機会も増えた。
村山市のバラ農家は価格が安い輸入物に押されて減り続けている。実家がバラを栽培していた奥山拓さんは2015年に東京からUターン移住し、バラの加工品を作る会社の設立を決意。大学の同級生だった及川三秀さんが加わり二人三脚で挑戦が始まった。ホストタウンをきっかけにブルガリアから贈られたダマスクローズからローズウォーターを抽出し、ジャムや化粧品など様々な商品を生み出している。
藤井さんは小学6年生の石山果楓さんに大きな期待を寄せている。藤井さんは保護者や地域の人たちを招いて演技を見てもらう試技会を開いた。果楓さんは新たにフープに挑戦した。これまでは元気で明るい曲ばかりだったが、2人で話し合ってタンゴ調の曲で踊ることに決めた。藤井さんはフープの動画を見せ、やってみたい技を探してもらい、フェッテターンに挑戦することになった。果楓さんの体幹の強さが生かせる技だという。果楓さんは懸命に練習を続けたが、足に炎症を起こしてしまった。練習を中断したことで回復し、本番を迎えた。少し軸がブレてしまったがフェッテターンも決まり、集まった聴衆からは大きな拍手が起きた。藤井さんも手応えを感じていた。
エンディング映像。
「いいいじゅー!!」の番組宣伝。4月からBSへ移動。
「夜だけど朝ドラ名場面スペシャル」の番組宣伝。