- 出演者
- 南原清隆 角谷暁子 矢作兼(おぎやはぎ) 福田薫(U字工事) 松本明子 益子卓郎(U字工事) もう中学生 松村沙友理 成田悠輔 阿部治
「何を再利用して作られてる?」という問題。正解は「廃タイヤ」。タイヤは年間約9200万本廃棄されており、車の台数にすると約2300万台。そんな廃タイヤのリサイクル率は約98%であり、1番のリサイクル先は燃料とのこと。燃料になる廃タイヤは粉砕所に集められ、機械に入れて粉々に粉砕。タイヤにはゴムだけでなくワイヤーなども使われているため、それらを仕分ける。廃タイヤからできた燃料は強い火力が特徴で、セメント工場や製紙工場で使用されている。そしてワイヤーは再び鉄に戻されるという。
日本で1年間に捨てられる服は約37億枚。1人あたり約30枚捨てていることになる。在庫が大量に廃棄されていることなどが要因とのこと。成田さんは「最近フランスで循環経済法という、服の在庫を廃棄することを禁止する法律ができた。なので法律的に服の廃棄を禁止する方法はあるかもしれない」などと話した。
捨てられる古着を芸術に変えるアーティスト・イワミズアサコさん。作品には洋服やアパレルの生産過程で出てくる端材などを使用しているという。もともとファッションデザイナーだったイワミズさん。毎年大量廃棄される服をなんとかしたいと思い、8年前に古着を活用したアートの製作を開始。SDGsな彼女の作品は日本国内のみならず、世界も注目している。作品には日本古来の木目込みという技術を使用。木の代わりに発泡スチロールを再利用し、古着の土台となる部分もSDGsになっている。
現在国内には850万戸以上の空き家があり、20年で1.5倍に増加している。古民家再生は空き家問題の解決になる。また、素材を再利用することで資源を節約でき、環境を守ることができる。
美作さん家族は、2人ともインテリア関連のお仕事をされている。もともと祖父母が住んでいた住宅を30年前に両親が改装し、さらに3年前に夫婦がリノベーションしたという。障子は採光性と断熱性が高い。建具は古建具店で購入した。古民家の木材は国産の良質なものが多く、建具も職人の技術で丁寧に作られたものが多いため、古い建材や建具の価値が見直されているという。
2年前にリノベーションした古民家は、元々2部屋だった和室を壁を取り払い広々とさせた。キッチンは新品だが、柱などは昔使っていたものをきれいにしてそのまま使っている。リビングの奥には、洗面台が2か所あり、洗濯機も2台ある。
この古民家の特徴は、シェアハウス。現在6人の女性が暮らしている。2階にはそれぞれの個室がある。シェアハウスなので光熱費が割安になる。一人暮らしの光熱費の平均は約1万3000円だが、こちらのシェアハウスは1人あたり9000円程度。また、家具や家電の買い替えが不要でSDGsだ。
岩田さん夫婦が営む古民家カフェは、リノベーションはほぼ自力でYouTubeを見ながら8年かけて作ったという。壁を取り払い床を張替え、おしゃれな洋風カフェにした。廃校でもらったイスなど、店内にはもらってきたものがたくさんある。テーブルはミシン台をリメイクしていて、工事現場の足場板で棚を取り付けた。
奥にあるお店の窓は、食器棚の扉を再利用した。通常だと約2000万だというリノベーション代は、150万円で済んだという。ご近所さんからもらった食材で作ったパウンドケーキも人気。
もう中学生はまとめの一句として、「古民家はとてもステキだ来てみんか」と発表した。
エンディングトーク。南原清隆は、知らないことがし知れたというのが一番で、選択肢が増えて自分のできる範囲でやったらいいかなと思ったなどとコメントした。
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2023年7月15日(11:03)