2024年3月8日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京

モーサテ
【モーサテエディー塾 開講】

出演者
矢内雄一郎 大浜平太郎 塩田真弓 パックン(パックンマックン) 中垣正太郎 平出真有 植野大作 大橋英敏 
きょうの予定
きょうの予定

国内、1月国際収支や家計調査が発表。アメリカ、2月雇用統計発表などきょうの予定を伝えた。

キーワード
アメリカ国際収支統計家計調査雇用統計
植野さん注目の予定 アメリカ2月雇用統計

植野さんはアメリカの雇用統計発表について「サンプル調査が行なわれた2月中旬までに失業保険受給者数が増えていたので、雇用の増加ペースは前月比18%くらい、1月からは減速するとみているが失業率は横ばいになるとみている。市場予想よりは弱いのでマーケットの初期反応はドル安円高にふれると思う」などと話した。

キーワード
FOMC議事録公表アメリカ雇用統計
(天気予報)
天気予報

全国の天気予報を伝えた。

プロの眼
解説 みずほ証券 大橋英敏氏 アメリカ商業用不動産リスクは管理可能か

米・商業用不動産懸念を表す「3つのO」。大橋さんは「Office、Occupancy(実稼働率)、Over Loan。商業用不動産はOfficeの価格下落が激しい。下落の要因は長期金利の上昇にともなって不動産を評価する時の割引率が上昇している。オフィス独自の要因は空室率の上昇。背景はOccupancy(実稼働率)。オフィス物件の実稼働率は23年以降、50%前後で横ばい。まだ使われていないスペースが相当ある。アメリカのオフィスの賃貸契約は長期のものが多いため価格が下がっている。所有者に賃料収入がなくなりオーバーローンが発生。もともと物件価値に対しローン70%とすると物件価値が50%下がるとローンの方が大きくなる。オーバーローンが発生し貸倒引当金を計上しなければならない。商業用不動産ローンの延滞率が劇的に上がっているわけではないが、オフィスだけでみると上昇している。商業用不動産向けローンの半分は銀行が持っている。銀行の過半が中小行。大規模金融機関でいうと分散されたポートフォリオを持っているので大規模金融機関で信用危機になる可能性は低い。ただ、中小行だけの問題ではない。オフィス価格の下落が誰がパフォーマンスが悪い物件を持っているかで損失が変わる。しかし、誰が持っているかわからない。損失のタイミングがいつになるかわからない。警戒はこれからも続けなければならない。貸倒引当金のヘッドラインが突然発表されることもあり市場をゆるがす可能性はある」などと述べた。

キーワード
オーバーローンリーマン・ショック貸倒引当金
(経済情報)
NY株式
LIVE ニューヨーク サイバー関連株 決算明暗

マキシム・グループの久野誠太郎さんは「サイバーセキュリティソフトウェアのクラウドストライクHDの23年11月-24年1月期決算は、事業も業績見通しも市場予想を上回りました。サブスプリクションが好調で、売上高は30%以上増加し、年間経常売上高は2030年までに100億ドルを見込んでいます。企業サービスのファルコンは、様々なセキュリティーツールを単一プラットフォームに統合することで、他社からの乗り換えも起きています。一方、業界最大手のパロアルト・ネットワークスは、先月、通期売上高見通しを下方修正しました。会社側は、サイバーセキュリティへの顧客の支出疲れを指摘しており、好調だったセキュリティ投資が減速している懸念が広がりました。パロアルトもプラットフォーム化を積極的に推進し、一定期間は無料で提供としています。クラウドストライクは、パロアルトの戦略を抱き合わせ販売や値引きなど従来からある施策に過ぎないと指摘しています」などと話した。

キーワード
CrowdStrike Falconクラウドストライクパロアルトネットワークスマキシム・グループ
為替/金利/商品
きょうの経済視点
解説 経済を読み解くキーワード 市場は何を見ているか

大橋さんは「FRBはジレンマを抱えているのではないかと思っています。今日話した商業用不動産の問題では、銀行システムの不安に直結するような話ですし、出方次第では金融不安を誘発するかもしれない、にも関わらずFRBの姿勢というのが、個人的には楽観的なように見えます。色々なエビデンスがありますが、去年のシリコンバレーバンク破綻の際にはFRBの初動が遅かったですし、気になりますね」、植野さんは「日本株が一気に4万円台まで急騰し、このままのペースだと年末に7万円を突破しそうな勢いなので、さすがにスピード違反かな?と思いますね。今後、どこかでスピード調整が起きる場合、時間でやるのか価格で調整するのかで為替が色々変わってくるので、私は価格調整がならないといいなあと思います」などと話した。

キーワード
シリコンバレーバンク連邦準備制度理事会
モーサテエディー塾 経済を学ぼう
コーナー説明

今回は今年9年ぶりにラグビー日本代表のヘッドコーチに復帰したエディー・ジョーンズさんを講師にむかえモーサテエディー塾として伝える。エディー氏は2015年のラグビーW杯で日本を歴史的な勝利に導いた。オーストラリアやイングランドの代表チームを率いてワールドカップを決勝まで戦い抜いた指導者。2015年のラグビーW杯。南アフリカ戦。日本が優勝候補を相手にまさかの逆転勝利。歴史に残る番狂わせとして世界に衝撃を与えた。日本は1987年から始まったW杯に毎回出場してきたものの、2011年の第7回大会までに勝利したのはわずか1度だけというラグビー弱小国だった。2012年、日本代表のヘッドコーチにエディー・ジョーンズさんが就任した時から日本は世界で勝てるチームへと変わっていった。エディー流勝利の哲学を伝える。

キーワード
エディー・ジョーンズラグビーワールドカップ2015
1時限目 勝利に導くリーダーとは

講義の始まりはラグビーのニュージーランド代表が試合前に披露する踊り、ハカ。大学時代はニュージーランドに留学しラグビーをしていた中垣キャスターが気合を入れる。テーマは「勝利に導くリーダーとは」。講義を聴講するのは自身のビジネスに悩みや疑問を抱え、ヒントを得たいと考えている30代、40代の6人。エディー氏は「プロジェクトを始める時はどこに向かうのか知る必要がある。どこに到達したいのか?ビジョンが最も重要だ。まずビジョンを持ち、そこから逆算して計画を立てる。このビジョンがあるからこんなチームが必要だという順番。そのチームにあったスキルや個性を持つ人材を集める。リーダーの仕事はビジョンを定めみんなを鼓舞すること。チームに参加したいと思えば100%力を出してくれる。日本の選手は時にあと一歩だと力を振り絞る。リーダーの仕事はチームを勇気づけてあと一歩進んでもらうこと」などと述べた。エディーさんが前回日本代表を率いた時は朝5時からの練習が話題となった。エディー氏は「人が寝ている間に練習するヘッドスタートだ。みんな嫌がったが合宿の最後にはみんな有利になったと感じていた。会社でも重要なのは言葉の使われ方だ行動が伴っている言葉であればやがてみんながその言葉を使うようになる。ヘッドスタートという言葉は世界で有利になるためのコンセプト」などと述べた。エディーさんは2015年のW杯で勝つためにプレッシャーの力を利用した。エディー氏は「プレッシャーはいつもある。認めることが大切。立ち向かう準備をする」などと述べた。あえてボールを滑りやすくして練習することもあったという。W杯会場は暑く湿気があり滑りやすくなる可能性があったため準備したという。南アフリカ戦の後にキャプテンのリーチマイケル選手は「練習の方がきつかった」と言ったという。本番以上のプレッシャーを練習で経験したことが結果につながったという。理想のチームに近づける方法について質問。エディー氏は「現実と理想の間にギャップがある。どんなギャップでどう埋めるのかを考える。日本代表は世界で12位だが目標はトップ4だ。そのギャップは何か、どう埋めるか。3つの優先事項を決めて集中する。チームは一度に3つしか取り組めないそこに集中する」などと述べた。リーダーが決断するプロセスとは?エディー氏は「事実は何か?情報を集める。なるべく客観的に。情報が集まったら相談して意見をきく。考えを集約するとヒントになる直感が与えられる。総合的に考えて自ら決断する。正しいと信じた決断だから売り込むことが重要。説明することが大切」などと述べた。テレ東BIZでは講義の拡大版を配信している。

キーワード
テレ東BIZラグビーワールドカップ2015リーチマイケル
2時限目は次週放送予定

2時限目は3月15日放送予定。選手の成長を促すコーチング。

パックンの眼
地価上昇で小さな家に住む人が急増?

今日のテーマは「地価上昇で小さな家に住む人が急増?」。一戸建て住宅床面積の中央値は緩やかに右肩下がりになっている。500平方フィート(約46平方メートル)の一軒家は新築住宅の1%筏が、アンケート調査によると「住宅の平均面積が小さくなる傾向」と建築家の約半数が予想している。若い人が小さな家に引っ越すのは賃金から持ち家に切り替えることが資産形成の第一歩で、家を購入して家賃をローンに回すと数年後、売って大きな家に引っ越すか売らずに貸し出して家賃収入を得るという考えがある。小さな家に住む人が増えている背景として、パックンは「高齢化で家の掃除や維持が難しい」、「モノを減らしよりシンプルな暮らしを目指したい」、「今の家を売るか貸し出すことで小さな家の経費との差額で暮らしを楽にする」、「環境意識 エネルギーの消費など家が大きい分環境への影響も大きい」を挙げた。また金利も高くて安い家を探さないといけない。「賃貸」と持ち家」どっちが良い?パックンは日本と少し違うところがあるとした上で、持ち家派は「ほとんどのエリアで地価が上がり続けている、中古住宅でもあまり目減りしない」という意見、賃貸派は「ローンの平均金利が高い。金利を払うお金の割合が高い、アメリカ人はよく引っ越す」という意見があるとした。パックンは「結局自分の考え方と生活、経済状況によってどっちが正解かが変わる」と話した。きょうのパックンの視点は「小さな建築 大きな貯蓄」と発表した。

キーワード
アメリカ
(天気予報)
天気予報

現在の渋谷の様子を紹介した後、全国のきょうの天気予報を伝えた。東京・昭島市の国営昭和記念公園で見頃を迎えている菜の花を紹介しながら、週間予報も伝えた。

キーワード
昭島市(東京)渋谷(東京)菜の花
(ニュース)
速報 増収も半導体小幅な伸び 米ブロードコム決算

アメリカの半導体大手ブロードコムの2023年11月-2024年1月期決算は前年比30%超の増収となったものの、研究開発費がかさみ、大幅減益となった。部門別の売上高は仮想化ソフトウェアVMwareの買収が完了したソフトウェア部門が約2.5倍となった。一方、半導体は4%の増加にとどまり、市場予想も下回った。ブロードコムの株価は時間外で一時約9%近く下落した。

キーワード
VMwareアメリカブロードコム
EU IT6社に厳格規制 アップルの調査優先へ

EUヨーロッパ委員会は7日、巨大IT企業に自社サービス優遇を禁じるデジタル市場法(DMA)の適用を始めた。対象はアルファベット、マイクロソフト、アップル、メタ、アマゾン、バイトダンス。エピック・ゲームズの事業展開を妨害した疑いがあるとして優先してアップルを調査するという。

キーワード
Amazon.comBytedanceFortniteアップルアルファベットエピック・ゲームズデジタル市場法マイクロソフトメタ・プラットフォームズ欧州委員会欧州連合
物価目標「実現確度高まっている」 日銀総裁 参院予算委で

日銀の植田総裁は昨日の参議院予算委員会で、物価上昇率を2%に安定させる目標について「実現させる確度は引き続き高まっている」と述べた。その上で「実現が見通せる状況になれば、マイナス金利政策などさまざまな大規模緩和策の修正を検討していく」との方針を改めて示した。

キーワード
日本銀行植田和男
(エンディング)
モーサテサタデー

あす朝9時からモーサテプレミアムでモーサテサタデーを生配信。

キーワード
Morning satellite PREMIUM
エンディングトーク

大統領選挙についてパックンは「今日は一般教書演説もありますから、基本的に自分の成績をアピールするのが本来のやり方なんですけど、選挙イヤーだから。どんなメッセージになるのか超注目」とコメントした。

キーワード
アメリカ合衆国大統領選挙ジョー・バイデン一般教書演説
1 - 2

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.