- 出演者
- 大江麻理子 田中瞳 滝田洋一 藤井由依
オープニング映像。
イスラエル軍がガザの南部に空爆や砲撃など攻勢を強めている。今後について国際政治学者のイアン・ブレマー氏に単独インタビューした。年末恒例のものやサービスを相撲の番付形式でお伝えする日経MJのヒット商品番付が発表された。きょう最初に伝えるのは税制について。企業が使う交際費について与党は現在5000円としている非課税枠の上限を引き上げる方向で調整に入った。接待や会食はどう変わるのか。
きょう自民党本部に集まった大勢の人たち。その目的は自民党議員への陳情。来年度の税制改正に向けた議論が佳境を迎え、業界団体が優遇措置の拡大などを求めている。きょう自民党の税制調査会が開いたのは「マルバツ」と呼ばれる会。業界団体などから寄せられた要望について税制改正を行うか否かマルかバツかを話し合う会議だ。焦点の一つとなったのが企業が使う飲食費をめぐる税制改正。現在得意先などとの飲食にかかる費用が一人あたり5000円以下の場合、経費として課税対象から外すことができ、企業の税負担を減らすことができる。これに対し一人あたり5000円を超えると課税の対象となる。物価が高止まりするなか、一人あたり5000円の上限を引き上げるかどうかが焦点となっている。経済界からも要望があった。飲食店では一人5000円という額についてどうみているのか。全国にチェーン展開する居酒屋では120分間の飲み放題がついて一人あたり4000円。今年はコロナ禍があけ、忘年会の需要に期待を寄せている。この店ではコースでも5000円以下なので非課税の枠に収まっている。売上もコロナ前の9割ほどまで回復しているが、物価高の影響で単品料理については段階的に1割ほど値上げしていて、今後価格を維持していけるかどうか不安視しているという。総務省がきょう発表した11月の東京都区部の消費者物価指数は生鮮食品を除く総合指数が1年前と比べ2.3%上昇し、27カ月連続のプラスになった。伸び率は鈍くなったものの、卵は1年前と比べ25%以上、生鮮も生野菜は9%近くと飲食店で使う食材は上昇している。物価がこのまま上昇し続ければ大衆的な居酒屋でも一人あたり5000円の上限を超える可能性もある。一方、東京・渋谷区にあるAI開発などを手掛けるシステム会社できょう行われていたのはあす4年ぶりに開催する忘年会の打ち合わせだ。さらにこの会社はこれまで社員に自粛させてきた取引先との会食も今年から解禁したという。しかし営業担当の社員に話を聞くと今回の税制改正の議論に期待を寄せているという。取引先との会食は顧客との関係を維持するために不可欠なもの。そのため企業が使う飲食費には税制の優遇が認められてきた経緯がある。企業の交際費は1992年度に約6兆円とピークになったが、この30年で半分以下に減少。今回の税制改正には課税対象の上限を引き上げることで企業の会食や接待を増やし、コロナ禍で経営が揺らいだ飲食店を支援する狙いもある。東京駅の眼の前に位置するフレンチレストラン。コロナ禍があけた現在は抜群の立地をいかし、接待需要を取り込みたい考えだ。しかしそこにはある問題が。レストランで最も人気があるのは7500円のディナーコース。現在の税制では5000円を超える飲食費は課税の対象となるため会食や接待での利用が敬遠されがちだという。このレストランを経営する取締役は「一人5000円の上限引き上げが可決されて実行されるようであれば、予約も増えるのではないか、ものすごくプラスになると思う。」と期待を寄せる。企業の会食や接待に大きく関わる非課税枠の上限引き上げ。自民党の宮沢会長は「経済状況などから引き上げを図るべしという意見が多かったので、引き上げ幅についてはこれからだが、引き上げる方向で検討する。」と述べた。
滝田さんは「2倍の1万円くらい引き上げたらいいと思う。5000円では自腹を切っている会社員が多いと思う。足元の物価高の問題もあるが、交際費の支出はコロナ後に落ち込んでいる。足元では自粛が戻ってきているとはいえ、コロナ禍の大きな変化として飲食を伴う会合の機会が減ったことがあると思う。最大の問題点の1つは取引先と会食を伴う本音の付き合いがしにくくなっている。一方では法人税の税収が減るのではという議論があるのは承知しているが、実際の数字を見ると2020年度の法人税の税収は14兆9398億円。前の年度に比べ約1.3兆円増えている。その一部を非課税の交際費にあててもバチは当たらないと思う。しかも飲食店の飲食には消費税がかかり、消費が増えて飲食店の経営が赤字を脱却すれば法人税を収めるようになる。一言で言えば金は天下の回りもの。」などと述べた。
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OECDは81カ国・地域の15歳対象の学習到達度調査(2022年)の結果を公表した。全3分野のうち、日本は「読解力」が3位。「科学的応用力」が2位。「数学的応用力」が5位となった。
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- 学習到達度世界ランキング経済協力開発機構
伊藤忠岡藤会長は再建を支援するための資産査定を進めているビッグモーターについて「5000人の従業員の雇用を守ってあげたい」と支援に前向きな姿勢を示した。また岡藤会長は伊藤忠のグループ内に「ほけんの窓口」やタイヤ販売会社を抱えているこを挙げ、ビッグモーターを取り込む相乗効果は十分にあると指摘した。
日経MJ2023年ヒット商品番付。西の前頭は「ベイブレードエックス」。現代版のベーゴマ、ベイブレードの最新モデルで発売から3カ月で100万個を出荷した。東の前頭は「たまごっちユニ」。たまごっちの最新機種でWi-Fi機能を搭載した。メタバース空間があり、世界中のユーザーと繋がることができる。西の前頭は電気シェーバー「ラムダッシュパームイン」。販売台数は発売から3カ月で2万4000台を突破した。東の前頭は「プラズマクラスタードライヤー」。頭とドライヤーの距離を測って温度を自動調整するセンサー付き。ぺんてる「オレンズAT」は自動芯出し機能を搭載。「粘膜リップ」は唇の粘膜の色を再現したリップ。「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」はアルコール度数3.5%でお酒をあまり飲まない人のニーズを掴んだ。
日経MJ2023年ヒット商品番付を紹介。小結は西が「日本バスケ旋風」、東が「チョコザップ」。関脇は東がYOASOBIの「アイドル」、西が「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」、大関は東が「藤井八冠」、西が「アレのアレ(阪神)」だった。横綱は西が「大谷翔平&WBC」。メジャーリーグでアジア人初のホームラン王に選ばれ、WBCで世界制覇に多くく貢献した。コーセーは、大谷を広告モデルに起用しており、ブランド全体の国内売上は1年前より5割増えたという。大谷が広告を務めるコーセーの「コスメデコルテ」では、男性の新規客が一時約13倍になったという。大谷選手のもたらす経済効果は、1年で倍増し457億円とも言われている。また、東の横綱は「生成AI」だった。今日紹介した番付は、明日の日経MJに詳しく掲載する。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは来年春にニンテンドーのゲームをテーマにした新エリア「ドンキーコング・カントリー」をオープン。ドンキーコングが暮らすジャングルを再現する他、トロッコでレールの上を走るアトラクションなどが登場するという。「マリオ」に続く人気キャラクターを投入し集客力の拡大を目指す。
政府の経済財政諮問会議が開かれ、来年度の予算編成の基本方針と社会保障改革について議論された。社会保障改革について医療や介護制度で高所得の高齢者などの窓口負担増の方針。与党での議論を経て年内に取りまとめる。新藤経済再生担当相大臣は「負担能力に応じて公平に支え合う仕組みを構築する」としている。
アメリカの格付け会社ムーディーズは5日、中国の信用格付見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたと発表した。理由として当面、低調な経済成長が続くとみられることや不動産市場の縮小などをあげ、リスクを拡大させていると指摘。長期格付はA1で据え置いた。
ムーディーズが中国の格付け見通しを引き下げ方向に変更。滝田さんは「不安視されるのは3つのD。Debt債務、不動産バブルの崩壊で地方政府の債務がふくらんでいる。Deflationデフレ、Demography人口構成、人口減少が進みつつある。もう1つのDがDefault債務不履行になるかもしれない」などと述べた。
ダウ先物・為替・商品の値動きを伝えた。
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“透明”な養生テープを紹介。アスクルのテープだ。ポスターなどを貼るのに特化している。従来は剥がし忘れ防止のため目に付きやすい色。今回は透明だ。テープが文字にかかっても文字をよむことができる。これまでは梱包用のテープをつかうが剥がしにくい。今回は養生のりのため、簡単に剥がすことも切ることもできる。業界の固定概念を覆す商品「掲示用高透明養生テープ(362円)」を紹介した。
後期高齢者は今後どうなるかスタジオでトーク2025年、団塊世代が75歳以上の後期高齢者となり、2040年までほぼ横ばいことを確認し、一方65歳までの働き手は2040年までに減る。高齢者が働ける環境をつくる、省人化の対策をつづけることなどと解説をしエンディング。
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- 国立社会保障・人口問題研究所
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