- 出演者
- 島本真衣 大下容子 佐々木亮太 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 水越祐一 増田ユリヤ 田中道昭
日銀は物価と賃金がともに上昇する好循環が実現したと判断すれば、現在の大規模な金融緩和策を修正する方針。今年の春闘では賃上げ率が現時点で5%を上回るなど33年ぶりの水準になっていて、市場では日銀がマイナス金利の解除に踏み切るのではとの見方が強まっている。マイナス金利が解除された場合、日米の金利差が縮まることで円高に推移するとの予想があるほか、住宅ローンの変動金利が上昇する一方、預金にもこれまでにも高い利息がつくことなどが想定される。
国会では自民党の派閥の裏金事件をめぐり、関与した議員の処分をどうするのか、野党側が岸田総理大臣に迫った。野党側は処分の前に衆議院を解散し、うやむやにすることはないかと指摘したが、岸田総理は処分は今国会中に行い、処分の前に解散は考えていないと応じた。午後は衆議院の政治倫理審査会が開かれ、自民党・安倍派の事務総長だった下村元文部科学大臣が出席する。下村氏は野党が裏金づくりへの関与を指摘している派閥元会長の森喜朗元総理とは距離があるため発言が注目されている。ただ下村氏は周囲に驚くような話はないと話していて、実態解明につながるかは不透明。
ANNの世論調査で政倫審で説明責任が果たされたかと思うかという質問に対し「果たされた」が5%、「果たされていない」が84%だった。また不記載のあった議員への処分については「必要がある」が83%、「必要はない」は9%だった。次の衆議院選挙で「政権交代を期待する」という回答は46%で「自公政権の継続を期待する」の38%を上回った。衆院選の時期は「なるべく早く行う」が最も多い33%だった。岸田内閣を支持率は20.9%でほぼ横ばいだった。
17日深夜、選挙対策本部を訪れたプーチン大統領は新たな任期の課題について「特別軍事作戦の課題を解決し、防衛能力と軍隊を強化する必要がある。」と述べた。中央選挙管理委員会の発表では、開票率80%時点で、プーチン大統領の得票率は87.15%で通算5選を確実にしている。
ソウルから中継。ドジャースはきのう韓国リーグのチーム・キウムと対戦。大谷選手は2打席三振。韓国にも大谷選手のファンは多く、ファンからは韓国代表も大谷選手も応援するなどの声が聞かれたという。韓国代表との試合はきょうの夜行われる。
表参道が大谷選手で埋め尽くされるイベントが行われている。このイベントは大谷選手を起用する大手化粧品メーカーが企画。JR原宿駅から表参道交差点まで約1kmにわたって120枚超えの大谷選手の写真が並ぶ。ビル壁面などに巨大広告が登場。このメーカーでは大谷選手の起用をきっかけに去年1年間で売り上げが6割増えたという。
センバツ開幕。第96回選抜高校野球大会には32校が出場、選手たちは力強く甲子園球場を行進した。能登半島地震で大きな被害を受けた石川県からは日本航空石川や星稜が出場。選手宣誓では被災地への思いが盛り込まれた。大会は2日の休養日を含め13日間の日程で春の頂点を目指す。
災害義援金の申請、窓口開設。午前9時、被災地の役場や県庁などに専用の申請会場が設けられた。輪島市は輪島漆芸美術館が窓口となっていて朝から多くの人が訪れていた。県は義援金について七尾市・輪島市・珠洲市・志賀町・穴水町・能登町の住民に一人あたり5万円を配分する。
トランプ前大統領は「中国の自動車メーカーがメキシコでアメリカ人を雇わずにアメリカに車を輸出しようとしている」として私が大統領に帰り咲けば「100%の関税をかける」と発言した。これまでは「50%の関税をかける」としていたが中国を警戒する世論を背景にさらに発言をエスカレートさせた形です。次の大統領選挙については自分が勝利しなければ「流血の惨事」になると発言。バイデン陣営はこれを非難している。
京葉線の通勤快速はなくなりその時間帯は各駅停車の運行となった。京葉線の通勤快速は平日の朝と夕方に2本ずつ合計4本あったがこの春のダイヤ改正で全て廃止された。ダイヤ改正については千葉市長などがJR側に申し入れし早朝の快速は一部で継続。千葉市は23日から利用者にダイヤ改正の影響についてアンケートを行う予定。
スウェーデンとロシアに関する解説。ロシアの中央選挙管理委員会によると、暫定値としてプーチン大統領が約87%の得票率を獲得したと発表した。プーチン大統領は「国民が信頼を寄せてくれた、感謝する」などとコメントしている。これによりプーチン大統領は2030年まで大統領を務めることになる。池上彰氏は「スウェーデンがNATOに加盟したことがプーチン大統領にとっては誤算だった。スウェーデンの歴史を振り返りながら解説する」などと話した。増田氏は「中立国がアイデンティティーだったスウェーデンだが、ロシアによるウクライナ侵攻によって大転換を迫られた。NATO加盟にスウェーデンはどのような影響を与えるのか。安全保障の専門家などに話を聞いてきた」などと話した。
プーチン大統領は「ロシア市民に感謝したい。私たちは一つのチームだ」などとコメントした。ロシアの中央選挙管理委員会はプーチン大統領の得票率が約87%と発表し、通算5期目が確実となった。投票を無効にするためインクを流し込んだり放火をするなど各地で確認されたが、選挙の体制に影響を与えることはなかった。一方で、安泰とみられるプーチン政権の基盤を揺るがしかねないと指摘されるのが、スウェーデンのNATOへの加盟である。イギリス王立防衛安全保障研究所のニール部長は「北ヨーロッパー全体がNATOに加盟し集団防衛の準備が整ったことは、ロシアにとって大きな挫折となる」などと話した。軍事的中立の立場を捨てたスウェーデン。世界情勢はどう変わっていくのか。
NATOのストルテンベルグ事務総長は「スウェーデンの皆さん、NATOへようこそ」と話した。200年以上もの間、軍事的中立の立場を取ってきたスウェーデンのNATO加盟式典が11日に行われ、32か国目となる国旗がNATO本部に掲げられた。スウェーデンがNATOに加盟したことで、国際情勢に影響はあるのだろうか。RUSIのニール部長は「今回スウェーデンもNATOに加盟したことで、北ヨーロッパ安全保障の最後のピースが埋まった。NATOはこれでヨーロッパ全土において複合的な安全保障システムが築けたうえ、強力な位置を確保した」などと話した。スウェーデンは5日、ノルウェーなどで行われた冷戦後最大規模となるNATOの軍事演習に参加した。そこにはスウェーデン軍戦闘機の「グリペン」の姿も確認できる。ニール部長は「グリペンはロシアによる湾港や戦闘機への発着路への攻撃を踏まえて設計されており、主要な軍事施設が破壊された場合でも、高速道路から離着陸ができる機能を有している」などと話した。またニール部長は「グリペンは電子線装備を備えており、偵察に優れている。既にラトビアやエストニアなどのパトロールに投入されている」などと話した。更にニール部長はスウェーデンのNATO加盟は空だけでなく海にも大きな影響をもたらすと指摘している。
スウェーデンは200年に渡って中立政策を取ってきた一方でグリペンという戦闘機があるように軍事強国でもある。その上での中立制作をこれまでとってきた。バルト海は40万平方メートルあると言われておりデンマークなど面している国の多くはNATOに加盟している国だった。そこにスウェーデンが加盟することになった。そのためバルト海はNATOの海になったとも言える。バルト海の防衛にスウェーデンが入ることによってプーチン大統領に誤算が起こる。バルト海は船の操縦が困難な海で平均水深は55m。そのため深く潜ることができずかといって深度が浅いと浮上してしまい敵に探知される。また海底ケーブルが通っており接触するとインフラを破壊してしまうことになる。さらに第二次世界大戦などので設置した機雷も残っており接触すると爆発する危険性もある。バルト海は塩分濃度が場所によって違っており塩分濃度の濃いところに行くと潜水艦は浮上してしまい、塩分濃度の薄いところに行くとなかなか浮上できないなどの問題もある。スウェーデン海軍は巡視をしているため、そのバルト海を熟知している。スウェーデン海軍は1900年から潜水艦を運用している。メルビンさんが当時のソ連の潜水艦が1981年10月にバルト海のスウェーデンの領海で岩に乗り上げて座礁した事件があったという。
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スウェーデンは寒冷なところで農業などに適していないため海に出ていくしか無く海の大国となった。ハンガリーのオルバン首相はトルコが自分たちより先に加盟を許すとは思っていなかったなどと話した。グリペン供与を条件にNATO加盟を認める形となった。
軍事的中立を転換したことについてスウェーデン国民の思いを聞いた。国民からは「プーチン大統領の言動を考えるとNATOの後ろ盾が得られてよかった」などの声が聞かれた。1月の世論調査では、スウェーデンのNATO加盟について賛成が63%、反対が23%。分からないと回答した14%は若者世代が多かった。増田ユリヤはスウェーデンの高校生を取材。ダウさんは「他の様々な紛争に巻き込まれることになるのではないかと心配」と話す。
スウェーデンの18歳の高校生は、ロシアのウクライナ侵攻により近隣国への緊張が高まる中でのスウェーデンのNATO加盟には、一定の理解を示した上でこれまでの軍事的中立がなくなることへの不安は拭えないという。今後国が他国の戦争へ加担する動きを見せたとしても、対抗する術はあるという。2014年にロシアがクリミア半島を一方的に併合したことをきっかけに、スウェーデンでは2018年に徴兵制が復活させた。18歳を迎える全国民は徴兵についてのアンケートに答え、徴兵に参加したくない若者の意向を汲む項目があり、アンケートの内容やその後の入隊審査を経て、合格した若者が入隊を義務付けられている。国家義務審査庁によると、今年は約11万人の18歳の中から約8000人が徴兵される予定だという。兵役経験があると就職活動で有利に働くという。
スウェーデンの失業率は15~24歳では25.1%で、スウェーデンの給料は高額で企業は経験のある中途を選ぶ傾向にあり経験のない新卒は選ばれにくいという。兵役に行くと語学の勉強やリーダシップ論などを学ぶため、これらの経歴が就職の際に有利に働くという。兵役に就きたいか就きたくないかというアンケートが17歳で送られる。スウェーデンでは18歳が11万人おり、今年は8000人が招集される。スウェーデンは世界デジタル競争力ランキングで3位で、政治献金がデジタルで行われている。