大下容子ワイド!スクランブル (ニュース)
なでしこJAPANの初戦について、大竹さんは「スペイン強かった。今までも女子サッカーの欧米・欧州スタイルからガラリと変わって、男子顔負けのサッカーができるというのに、スペインもこの1年でまたレベルアップしてる。2、3人行っても1点を奪いきれなかったところの力の差を見せられてしまった」などとコメント。大竹さんが注目したのは、前半13分の藤野あおば選手のフリーキック。女子選手でワンステップでこのスピードと巻いた角度を蹴れるのはそうそういないという。「二十歳なのにこのキックの精度と膝から下の振りだけで蹴れるのが素晴らしかった」などとコメント。収穫があった部分は、日本がフリーキック、セットプレイから中々点が取れないといったところが日本が勝ち上がるには厳しい時代があったが、今回藤野選手がフリーキックで点をとれると示してくれたので、チームにとっても自信で日本にとっても大きな武器になったという。
パリ五輪サッカー女子予選リーググループC順位表:1位・スペイン、2位・ブラジル、3位・日本、4位・ナイジェリア。決勝トーナメントになでしこジャパンが進出する条件。サッカー女子は12チームが3つのグループに分けられている。決勝トーナメントには各組の上位2チーム、各組の3位のチームのうち上位2チーム。合計8チームが決勝トーナメントに進出できる。3位のチームとなると勝ち点、得失点差、総得点などの順で決まってくる。
次に対戦するのがブラジル。 なでしこジャパンのFIFAランキングは現在7位。対戦するブラジルは9位。去年末に国際親善試合で2度戦い、1勝1敗。今年4月の、国際大会・シービリーブスカップの3位決定戦ではPK戦の末、惜しくも日本が敗れている。ブラジルの注目選手・マルタ選手。フォワードの選手で38歳。「サッカーの女王」といわれ、ブラジルでも大ベテラン。パリ五輪の大会で6度目のオリンピック出場となる。今年限りで引退を表明。精神的支柱の存在がチームの一体感を高めている。ブラジルチームの特徴は、個人技が優れていてボールの持ち方もリズムが違うという。だが組織で考えた時、スペインと比べると落ちるのでそういった部分では十分やれる力は日本は持っているという。ブラジルをなでしこがどう切り崩していくかについて、大竹さんが注目しているのは日本が得意とする速いパス回し。ビッグチャンスを決めきれるかで試合展開が変わってくるという。チームのキーパーソンは、藤野あおばや熊谷など中心のラインの選手たち。藤野あおばは、兄の影響でサッカーを5歳から始めた。去年、女子W杯で日本人史上最年少ゴールを決めた。特徴は「ゴールへの推進力」「シュートのインパクト」。夢はバロンドールを取ること。
パリ五輪スペイン戦に出場した主力メンバーで大竹の注目選手は、2011年W杯優勝・熊谷紗希キャプテン。国際Aマッチで数多くプレーしてきた長谷川唯選手。若手の中でも最年少、18歳・古賀塔子選手。10代コンビとして注目の19歳・谷川萌々子選手も将来性豊か。20歳・浜野まいか選手も若手が選ばれている。6月14日に代表選手が発表された時点で、18人のうち半数を超える11人が海外クラブに所属。大竹さんは「過剰なリスペクトがないのは海外でプレーしてる強み。いろんな情報を選手たちも持っているのも強み」などとコメント。藤野あおばは大竹の後輩にあたるが、一度も会ったことがないという。大竹さんの思う藤野選手は、相当頭の中で俯瞰的にサッカーが見れていて、常に冷静でいられるのはゴール前の落ち着きや判断力に繋がってるなどと述べた。逆に浜野まいか選手は、ラッキーガール的存在になるという。グラウンドレベルでの選手の意思疎通は大事で、ピッチ上の監督という存在が必要で、それが長谷川唯や長野風花が舵取りしながら熊谷紗希がまとめているという。大竹のスコア予想は、日本2−1ブラジル。