NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
ワシントン条約締約国会議でニホンウナギなどの国際取引の規制が提案された。名古屋のひつまぶし店では地元で養殖されたウナギを中心に提供しているが、品質を満たした中国産も仕入れているという。新たな規制が加われば仕入価格がさらに上がるのではと店は懸念している。取引規制案はEUなどが提案していて、国際取引の際に輸出国の許可証が必要になるというもの。EU側の狙いは「違法な取引の抜け道を防ぎたい」というもの。一方日本政府は「管理を徹底している」と提案に反対。鹿児島県に養殖場がある会社も「流通は適正で規制は必要ない」としている。提案の採択は今月27日の見通しで、加盟180余の国のうち会議に出席・投票した3分の2以上が賛成すれば可決に。鈴木農相は会議に先立ち57カ国の大使などに日本の主張を説明した。
