ひるおび (ニュース)
絶滅のおそれがある野生生物の国際的な取引を規制するワシントン条約締約国会議が開幕、ニホンウナギを含む全てのウナギを国際取引の規制対象にするかが焦点。主なものはニホンウナギ、ヨーロッパウナギ、アメリカウナギ、ビカーラ種などがあるがレッドリストでは絶滅危惧IA類にヨーロッパウナギ、これから規制になるか検討されているのが絶滅危惧IB類でニホンウナギとアメリカウナギが対象。2009年に規制対象となったヨーロッパウナギは輸出の際にその国の許可書が必要、今年6月にEUなどはニホンウナギなど全てのウナギを規制対象に加えるよう提案した。ニホンウナギは減少傾向をみられていてヨーロッパウナギと外見が似ていることから偽って取引きされるためという。日本で消費のウナギ約7割を輸入していて取引規制となれば価格高騰のおそれがある。提案は今月27日の委員会で採決される見通し、3分の2以上の賛成で12月5日の本会議で最終決定が出される。ワシントン条約による規制と稚魚の不漁が重なれば1尾1万円を超える可能性もあるが投票がなされるまで見通しはつかないということ。
