報道ステーション (ニュース)
FIFAワールドカップ2026で開催国のアメリカから入国などについて厳しい制限を受けているイラン代表が初戦を迎えた。スタジアム周辺は試合前から大混乱となっていた。集まったのは数百人のアメリカ在住イラン人でその人々がイラン代表を応援するサポーターたちに抗議の声をあげるという構図である。ロサンゼルスには50万人規模といわれる世界最大のイラン人コミュニティーがあり、多くがイラン革命で国外に逃れてきた人々であある。母国の現体制はもちろん、その体制下のチームを出場させたFIFAに対しても強い怒りを抱いている。そんな中行われた第1戦ではブーイングが混じり合う中、ピッチに立った選手たち。この試合でFIFAに向けられら批判はもう1つあり、イラン革命によって倒された「パーレビ王朝」の旗が在米イラン人にとってのアイコンであり現体制批判の象徴だがFIFAは政治的ということを理由にスタジアムへの持ち込みを禁止したという。しかし彼らは屈することはなく、観客席のいたるところに旗があった。イランが先制されて始まった試合だが一進一退の展開にブーイング混じりだった歓声はいつしか大歓声一色に変わっていた。声援はいらんイラン国内からもあり、アメリカからビザ発給されなかった代表チーム関係者もメキシコから声援を送っていた。批判を浴びながらも戦い抜いたイランだが、試合後に主将・タレミは「私たちは何よりもまずサッカーのためにここにいます」などとコメントをしていた。
