“苦難の連続”人生歩む 元サハリン在留日本人は

2025年5月9日放送 7:28 - 7:33 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 戦後80年

現在のロシア領サハリンは戦前は樺太と呼ばれ、1949年の時点でも約1500人の日本人がとどまっていた。サハリン残留日本人と呼ばれるが、3年前ロシアがウクライナに軍事侵攻したことで、日本からサハリンへ渡航することは難しくなっている。
函館に住む淡中さんは樺太で生まれた。戦前樺太南部には日本などから多くの人が移り住み、最も多いときで40万人が生活していたが、太平洋末期にソビエト軍が侵攻。戦後多くの日本人が引き上げたが、約1500人がサハリン残留日本人となった。淡中さんの母親は朝鮮半島出身の男性と再婚し、現地に留まった。日本人は差別され、淡中さんは日本人であることを隠した。母親は日本への帰国を切望したが、望みが叶わないまま亡くなった。淡中さんは25年前永住帰国を果たし、日本語を一から勉強し穏やかに暮らしてきた。


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サハリン函館(北海道)サハリン残留日本人と戦後日本

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