”日本人”として戦った台湾先住民

2025年4月1日放送 11:39 - 11:43 TBS
ひるおび JNN NEWS

戦時中に日本の植民地だった台湾。そこに暮らす先住民たちが南方の激戦地で日本軍として戦ったことはあまり語られていない。台湾の山地には、先住民族が暮らす集落がある。いのしし料理を振る舞ってくれたセデック族の施春明さんは代々、狩りをして暮らしてきた。「高砂族」と呼ばれた先住民は南方の激戦地に送られ日本軍として戦った。当時、台湾は日本の植民地で高砂族も日本語を学び、日本人と同化するよう徹底的に教育された。台湾北部、烏来に住む林義賢さん。父親の源治さんも日本軍に志願した。“日本兵になれば差別から抜け出せる”そんな思いからの志願もあったという。食糧不足で餓死する兵士も相次いだ南方の激戦地。台湾の先住民は、森で食料を得るすべにたけていたため大勢の日本兵が救われた。源治さんは生還したが、恐ろしい記憶に苦しみ続けた。そして日本は戦争に負け、台湾から撤退。高砂族は“もう日本人ではない”として戦後の対応を巡り、日本の軍人との間に大きな差が生まれた。


キーワード
烏来(台湾)仁愛郷(台湾)林源治

TVでた蔵 関連記事…

餓死相次ぐ激戦地への動員“日本兵”になった台湾… (news23 2025/8/15 23:58

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.