ガイアの夜明け ”最後の願い”を叶えたい
4月7日、鶴石登幾夫さんが入院する病院から緊急の連絡があった。娘さんも駆けつけてきた。自宅へ帰ることを目指していた登幾夫さん、急な発熱があり容態が急変したという。主治医が休みだったため、急遽担当することになった医師の島田嘉昭さんも含め、今後について話し合うことになった。妻の真由美さんは間に合わず電話で参加する。結局この日は結論が出なかった。翌4月8日朝、妻の真由美さんも駆けつけた。前々から登幾夫さんが望んでいた通り、家族は残された時間を自宅で過ごす決断を下した。おうちにかえろう。病院に来て20日目、誤嚥性肺炎で今年1月に緊急入院してからは、3カ月ぶりの帰宅となった。想定していた形とは違うが、我が家に帰ってきた。介護用ベッドや酸素吸入器など、必要なものは全て病院が手配してくれた。近所の友人たちも集まり、退院を祝った。
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