イット! (ニュース)
中国・北京でカメラが捉えていた謎の行動。何者かが布のようなもので椅子を拭いていた。この椅子には直前まで金正恩総書記が座っていた。きのう北京で行われた抗日戦争勝利80周年式典に出席した金総書記。北朝鮮の労働新聞はきょう、金氏流外交の様子を大々的に報道。記事に使われた写真の中では20ヵ国以上の首脳が歩く中、中心に位置する金総書記を紹介。まるで世界のリーダーであるかのようにアピールしたり、同じ日に行われたロシア・プーチン大統領との首脳会談では車の中で2人が談笑する様子を紹介。蜜月ぶりをアピール。ところが、そんなプーチン大統領との首脳会談をめぐり、北朝鮮側がとったある行動が思わぬ注目を集め、世界に報じられる事態になっている。ロシア側のメディアが撮影した映像、会談終了後に椅子の肘掛け部分を念入りに拭いている。この肘掛けを使っていたのが金総書記。この人物は肘掛けだけではなく背もたれなど金総書記の体が触れていたほとんどの部分を拭いていた。その人物の胸には金総書記の祖父や父の肖像画が描かれたとみられるバッジが。北朝鮮の随行員のようだ。また、プーチン大統領と金総書記が口をつけたとみられるコップを回収した人物も同様のバッジを着用。なぜ徹底的に拭き取っていたのか柳谷記者は「金総書記の生体情報の流出を防ぐためのものとみられる」と指摘。