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神奈川県有数の観光地、江の島をNHK横浜放送局の坂本有花キャスターが紹介。江の島は毎年、大型連休の期間中も多くの人が訪れる場所だが、ことしの干支の辰、つまり竜と深い関わりがある。島の中を回ってみると迫力ある竜が印象的な龍宮が姿を現した。島の中にある江島神社に30年近く務めている権禰宜の堀嵜壮が江の島に伝わるある竜の伝説が由来になっていると教えてくれた。江戸時代に作られたとされる絵巻によると、悪事を働く竜を改心させるため弁財天が白い竜に乗って江の島に降り立つ姿などが描かれている。普通に歩いているだけでは気付かない竜の姿を堀嵜が案内。奥津宮の社殿の脇にある灯籠には巻きつくように竜が彫られている。中津宮には真上や社殿の中に竜の彫刻が置かれている。この彫刻は300年以上前のものだと伝わっている。さらに奥にはたくさんの竜が隠れていた。朱の鳥居の根本には竜の子どもと見られる姿が彫られている。堀嵜は「龍の姿をひとつひとつ見ていただくのが辰年の江の島の歩き方の楽しみの1つではないか」と話していた。