”高架下”から地域活性化!

2024年10月16日放送 22:28 - 22:33 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト WBS X

今日のテーマはスモールビジネス。少ない資金ではじめ、時間をかけて利益をあげる小規模なビジネスモデルを指す言葉。スモールビジネスのある特徴が評価され、行政や企業が注目し始めている。東小金井駅から徒歩6分の場所にあるshare pizza。自社農園でとれた野菜を使ったピザが名物の店。店舗の大きさは2坪だが、家賃は約7万円に抑えられるという。このピザ店が入居しているのが中央線の高架下施設MA-TO。2019年にオープンし、48事業者が集まっている。MA-TOの家賃は1区画4万8000円からと周辺相場の半分程度で借りられる点が魅力。MA-TOで特に支援しているのがスモールビジネス。従業員5人以下で小規模な企業形態で、長期間をかけ、地域に根付いた堅実な成長を目指す。MA-TOでは地元事業者のスモールビジネスを支援するため、飲食や物販向けの格安物件の他、シェア工房や曜日単位で出店できるシェアキッチンの取り組みも行っている。スモールビジネスへの手厚い支援の裏には地元企業だけでなく、JRのようなインフラ企業や行政がタッグを組んでやっているという。高架下の開発は小金井市とJR東日本グループが連携して作っている。地域を活性化したい行政と沿線の魅力を高めたい鉄道会社の狙いが一致した形。全国でみると小規模事業を支援する自治体の数は750。事業が拡大し、近隣に店舗を展開する事例もある。羽釜で炊いたごはんと手作りにこだわった惣菜が売りの弁当店では、イートインスペースも設けた。2020年にMA-TOのシェアキッチンを活用し開業し、約9か月営業後、現在の店をオープンさせたという。現在の店はMA-TOの近くに構えたため、かつての常連客も訪れるという。 


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