報道ステーション (ニュース)
年金制度改革法案が今週中にも国会に提出される。改革について厚労省は100年先までの見通しを検証するため5年に1度、健康診断のような形で行うものとしている。今回の改正案では主に厚生年金の加入対象が拡大された。年収や企業規模の要件が撤廃される。他にも、来年4月から働く高齢者の減額基準額が収入62万円超となる。また、保険料の支払額は複数の階級に分かれていて、現在の条件は月収65万円だが、再来年から段階的に引き上げる。千々岩森生記者によると、官邸関係者の話しとして、自民党には消えた年金で大敗した経験があり、基礎年金の底上げについて財務省はまだ時間的余裕があると試算していて、それも踏まえて批判回避に盛り込まなかったということ。金曜には閣議決定し、来週には衆議院で審議が始まる。