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日本はコメに関税700%、アメリカ報道官が批判について解説。ホワイトハウスのれびっと報道官は11日、日本がコメに700%の関税をかけていると批判した。来月2日から貿易相手国と同じ水準の関税を課すとトランプ大統領が表明しているだけに、今後コメの関税を巡ってアメリカの圧力が高まる恐れ。日本はコメを年間約83万トン輸入しており、年間のコメの消費量は約800万トン。そのうち国が一元的に輸入している量が77万トンで無関税。これを超えた分を民間が輸入する場合は関税が1kg341円かかる。この額に対して計算すると実質関税率は400%強になる。2005年WTOでの交渉の時にはコメ価格が1kg44円弱だった為、この数字をレビット報道官が指摘しているとみられる。2019年、トランプの第一次政権時代に安倍総理が農産品の段階的な関税引き下げなど日米貿易協定を結んだ。これにより牛肉やチーズなどは段階的に下がっていくが、コメは維持されたままだった。東京大学の鈴木特任教授は「関税を維持しないと輸入米が増え、コメ農家が大打撃を受けてしまう」などと指摘した。