Nスタ (ニュース)
中国南部の広東省でチクングニア熱の感染者が7月に入って急増し、26日までの感染者数は4824人となっている。死者や重症者は出ていない。厚生労働省によると、チクングニア熱は蚊に刺さされることで感染し、発熱や関節痛などの症状がみられるという。また脳症や劇症肝炎といった重症例も報告されている。広東省では蚊が繁殖しやすい場所の清掃や殺虫剤の投与を強化し繁殖を抑えるとしている。中国外務省の郭嘉昆報道官は7月31日、この問題について中国側はWHOと緊密に連絡を取っていることを明らかにした。CDC(アメリカ疾病対策センター)は中国への渡航に関する注意情報を出す準備を進めているとしており、現在感染の規模や影響範囲を評価中だという。