モーサテ テックの鼓動
アメリカのAI開発企業「アンソロピック」は9日、国防総省からサプライチェーン上のリスクに指定されたことをめぐり撤回などを求めて提訴した。AI・テクノロジー分野などを取材する鵜飼祥が解説する。アンソロピックをオープンAIと比較する。アンソロピックの企業価値は3800億ドルと推定され急成長中。オープンAIのChatGPTは生成AIブームの火付け役で画像・動画も生成できる。アンソロピックのClaudeはオフィスやコーディングに特化し、利用者の8割が法人。アンソロピックのダリオ・アモデイCEOは元生物学者で、去年10月にテレビ東京の単独取材に応じ「がんやアルツハイマー病などの生物学に残された課題が非常に複雑で手に負えないと気づいた。病気はAIによって解決できる」などと話していた。アンソロピックが注目される理由は性能、米軍イラン攻撃での使用報道。人工知能学会・栗原会長は「使われるとは思っていたが今回のタイミングは想定している以上に動きが速い」などと述べた。アンソロピックと国防総省の対立を紹介。アンソロピックはAI業界の中で最も安全重視の企業と言える。オープンAIにいたダリオ・アモデイ氏はオープンAIとの安全性を巡る考え方の違いで去ったと言われている。アンソロピックと国防総省の対立の受け止めは様々で、トランプ大統領はアンソロピックは痛烈に批判。一方で、アンソロピックの企業姿勢に民間企業や消費者の支持は集まっている。年換算の売上高は3週間で約7900億円も急増。アマゾンやマイクロソフトなどは国防分野を除いて取引を継続するとしている。AI企業が禁止を求めるものは大規模監視と自律型兵器。アンソロピックは社内に哲学者が常駐し、「憲法AI」がAIを監督している。
