NHKニュース7 (ニュース)
沖縄・名護市の沖合で船が転覆して高校生などが死亡した事故で、文部科学省は先月、高校の教育内容が政治的中立性を定めた教育基本法に違反すると異例の判断をした。この判断がいま波紋を呼んでいて、学校現場でも模索が続いている。平和学習の現場では事故後変化が起きている。地元観光協会のもとには、修学旅行の見学先を辺野古ではなく嘉手納基地にしたいとの依頼が相次ぐ。政治的賛否がある現場を避ける動きが拡大している。長年、主権者教育に取り組んできた教員も模索を続けている。文部科学省の判断に、妥当とする専門家や学校現場の萎縮を懸念する専門家がいる。白梅学園大学・小玉重夫学長は「政治的な課題を正面から取り上げることにちゅうちょ・萎縮があることが現実。後ろに戻すことがないよう気をつけることが必要」と指摘する。
