ノンストップ! One Word
俳優・鹿賀丈史は軽妙かつ、重厚な演技で善人から悪人まで幅広い役柄を巧みに演じるだけではなく、日本のミュージカル界を長きにわたってけん引するレジェンドとして、現在も精力的に舞台に立ち続けている。去年からは鹿賀丈史の魅力の一つ歌をメインとしたライブも開催。年々、歌が持つ魅力を実感している。鹿賀丈史は「芸歴50年以上になり、ミュージカル出演が多い。舞台で歌うことが多いが、ちゃんと自分が表現できる歌というもの、そういうライブをやってみたいと思ったことがきっかけとなった」とコメント。鹿賀丈史が歌、ミュージカルに情熱を注ぐきっかけとなったのは小学生の頃。高校卒業後、歌の道に進むつもりだったが、友人に誘われて劇団四季を受けた。成り行きで演劇の世界に入り、そこで劇団四季の創設者である演出家・浅利慶太氏に見いだされ、演技の才能が開花。研究所2年生の時にイエス・キリストの最後の7日間を描いたセリフなしで音楽と歌曲のみの作品「ジーザスクライスト=スーパースター」でデビューした。入団2年目で主役抜てきをきっかけに、多くのミュージカルで主役を務めるまでになった。劇団式の看板俳優として活躍する中、ひとつの思いに至った。鹿賀丈史は「27歳の時、『カッコーの巣をこえて』で主役を務め、芝居の面白さに目覚めた。映像、映画、そういうものをやりたくなった。29歳の時に退団した」とコメント。映像の世界でもっと芝居を突き詰めたいという思いから、映画、ドラマなど様々な場面での演技に挑戦し始め、俳優としてブレイク。43歳の時、初のバラエティー番組「料理の鉄人」に挑戦。鉄人と呼ばれる超一流シェフに、国内外の有名なシェフらが挑戦する従来にはなかったスタイルで人気を博した料理番組。先日死去した服部幸應さんともこの番組で共演。番組では、鹿賀丈史のクセのあるセリフ回しが印象的だった。