私のバカせまい史 人類最強のお笑いウェポン 屁史
古代ギリシャで活躍したアリストパネスは喜劇「雲」で、登場人物が放屁した様子を描いている。また、中世ヨーロッパでは屁を自由自在に操るコメディアンがいて、放屁師と呼ばれた。屁はおならとも呼ばれるが、室町時代、天皇に仕える女性たちは言葉の頭に「お」をつけ、語尾を省略する女房詞を使っていた。このルールに則ると、田楽は「おでん」に、鳴らしは「おなら」になる。江戸時代、放屁し合い戦うストーリー「屁合戦絵巻」も誕生。現代のマンガでは屁を使った攻撃もあり、「NARUTO」、「魁!男塾」などで描かれている。