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ボスニア・ヘルツェゴビナ。30年以上前に起きた紛争中に約300万個の地雷が埋められたとされている。日本政府は、この国の地雷除去活動を支援してきた。地面に埋まった金属を探知するだけでなくレーダーで可視化できるというこの装置。地雷除去のスピードを早めるために3年前から使われている。地中に埋まった釘ひとつでも形がわかるため、安全に作業できるという。いまもなお地雷による死者は後を絶たない。紛争集結30年も約18万個の地雷が残っている。今年8月には19歳の若者が地雷で命を落とした。山間部に暮らしていたメフメド・ハサナミジッチさん。現場は家からわずか50mほどの空き地。飼っていたヤギが迷い込み地雷に触れてしまい爆発の破片がメフメドさんを直撃した。地雷の廃絶に取り組み、ノーベル平和賞を受賞したNGOはロシアの侵攻で地雷を使ってはならないという国際社会の機運が揺らぐことを懸念している。
