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埼玉県南部の三芳町にある「いも街道」を訪れた。さつまいも農家28件が並び、直売も行われている。この地域で生産されるさつまいもは、「富の川越いも」という統一ブランドを冠した名品として知られている。また、この地域で江戸時代から続く「落ち葉堆肥農法」は、今年7月に世界農業遺産に登録され、注目されているとのこと。大坪リポーターは330年の歴史があるさつまいも農園でいも掘りを体験し、定番品種の紅あずまを掘った。農園の敷地内には直営のレストランがあり、農園のさつまいもを使ったピザを楽しむことができる。ピザに使用している「七福人参いも」は市場に出回ることの少ない貴重品種で、もっと知ってもらいたいということで使っているという。
いも街道の直売所には「しりほろり」「栗かぐや」などさまざまな品種のさつまいもが購入できる。農場が経営するカフェで人気なのはむさし金時で作るスイートポテト。大きなさつまいもをくり抜いて作っているという。カフェの店外ではさつまいもの壺焼きにしており、焼きたてをその場で楽しめる。
川越にある「陶路子」ではさつまいもの懐石を提供している。おこわやさつま汁など、さつまいもの料理が楽しめ、シルクスイートや紅あずまなど、料理に合わせてさつまいもの品種も変えているという。