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先月、パナソニックは環境に配慮し中古の自社製品を再生して販売する取り組みを強化すると発表。中古品といっても配送時に傷がつくなど、一部に不具合があった商品をメーカーが回収、修理した再生家電発売当初の発売価格は35万円だったが、中古再生品の価格は約2割安くなっていた。去年発売された洗濯乾燥機も通常の販売価格から約2割安く購入が可能。アパレル業界には10年ほど前から公式中古品を販売しているというメーカーも。アパレルメーカー、オンワードが展開する東京・吉祥寺にある店舗、オンワードリユースパークでは店に並ぶ3000点以上の服がすべて新品ではなく中古品。4年前に発売された2万円の春物のプリーツスカートはリユース品なら3300円。同じく4年前、3万円だったリネン素材のシャツワンピースは4400円。オンワードではリサイクルを目的に店舗などで服の引き取りサービスを行っていて、1点ごとに500円分のポイントがつくそう。メーカーの倉庫には1日平均すると3000点から3500点ほどが集まってくる。服は一つ一つ厳しくチェックされ、少しでも問題があればすぐにより分けられることに。不合格となった服は手袋や毛布などにリサイクルされる。ヤマハの楽器を扱う昭和楽器春日部店では中古ピアノをメインに販売。価格は40万円から150万円ほど。新品に比べ2割ほど安く購入できる。こうした中古ピアノは全国3か所にあるヤマハの自社工場で修理されたもの。買い取ったピアノは職人が劣化した部品を交換するなどして再生。再生されたピアノは新たなお客さんのもとへ。楽器店によると中古ピアノは使い込まれている分、より華やかな音色が出るという。