新美の巨人たち 新美の巨人たち
1941年に実業家の息子として生まれた伊東豊雄。東京大学の建築学科を卒業後にメタボリズムの理論派で独創的な建築を数多く残した菊竹清訓の元で学んだ。1970年に30歳で事務所独立。住宅のシルバーハットの斬新な設計で日本建築学会賞を受賞。八代市立博物館をかわきりに公共建築の設計も行った。しかし失意に落とす出来事は、自分の設計した建物に向かうためにタクシーに乗って行き先を告げた時、タクシー運転手が外観はユニークだが中はつまらないと話したこと。伊東は悔しかったと当時の心境を語った。実際に使う市民にそっぽを向かれる建築に意味があるのか?