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コメ高騰が続く中、イオンは来月からカルローズを4キロ2894円で販売。アメリカ大使館で試食会。一方貧困支援の現場に取材。週に1度困窮家庭に食料支援しているよこすかなかながやでは、コメがまかないきれないという。家庭からも「節約しても限界」との声が。闘病しながら2人の子どもを育てるシングルマザーは、子どものため自分の食事を減らすなどしているそう。きのう発表されたスーパーのコメ販売平均価格は18週ぶりに下落に転じたが、5キロ4214円と依然高い状態。江藤拓農林水産大臣は「毎日できることを省内で検討している」などと話した。農水省が検討しているのは備蓄米の入札条件の見直し。現在政府は売り渡した備蓄米と同じ量のコメを1年以内に買い戻すことを条件にしている。しかしこの条件がハードルになり、小規模業者が入札に参加できていない。そこで買い戻しの条件を見直し入札参加の業者を増やし、備蓄米を広く流通させたい考え。しかし具体的な対策について大臣からの言及はなし。後手に回る政府の対応に諦めの声も。健康面の問題で働けず、生活保護を受給しながら2人の子どもを育てる男性は、「スーパーで備蓄米見たことない」と話していて、手元のコメは残り2キロだという。生活を切り詰めてきたが、もう限界だと述べていた。