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一方、随意米などの登場で売り出しに力を入れざるを得ないのが江藤前農水相時代の競争入札による備蓄米、いわゆる“入札米”。岡山市のスーパーでは4月に発注した“入札米”が今週月曜に届いたばかり。そこにきて来週“随意米”が手に入ることになり値引き対応に迫られている。埼玉のJA直売所でも入札米の在庫が山積みになっているという。そんな中、きのう新たに1000袋が届き4日前に入荷分とあわせると約1500袋の在庫と膨らんでいた。こちらでは価格を200円引きにし今後の売れ行きに期待しているという。この入札米は売り渡された31万トンのうち先月25日時点で消費の場に届いたおんは約6万トンで全体の2割程度にとどまっている。自身の随意米が広まり入札米が行き渡らない状況について小泉農水大臣は、店頭販売することを業者に念押しした上で入札米を抱える業者に早く出せる環境をあらゆる手段を駆使して作っていきたいとしている。