NHKニュース7 (ニュース)
日米間税交渉ではコメなど農産物の扱いが焦点の一つ。日本政府内ではミニマムアクセスの仕組みの範囲内でアメリカからの輸入を増やす案が出ている。小売現場ではコメの価格高騰を受けて価格の安い輸入米を販売する動きが広がっている。輸入米を活用する動きは外食業界にも広がっていて松屋フーズホールディングスは大半の店舗で今月からアメリカ産のコメを使った牛丼などの販売を始めている。東京・千代田区のコメを扱う商社では初めて関税を払いミニマムアクセス枠外でコメを輸入することを決めた。2万トン規模を調達する方針。ただコメの輸入拡大について政府内には農業への影響を懸念する声も根強くありアメリカ側の出方を見極めたい考え。この他、日本政府が農産物の交渉カードとして検討しているのは大豆やトウモロコシ。