ニュースウオッチ9 (ニュース)
小泉農相は、きょう午前閣議後の会見で、コメの流通に関して新たな方針を発表した。午後には、経団連の筒井会長とも面会、コメの流通の実態調査への協力を求めた。コメの流通をめぐっては、農林水産省はこれまでにも収穫量に比べ、十分な量が市場に出回っていないことが”価格高騰の要因”ではないかと見ていた。随意契約による備蓄米を調達した大手ディスカウントストアは、コメの流通通路の複雑さを指摘している。課題となっている、コメの流通実態の把握。農林水産省が発表した新たな調査で、どう変わるのか。調査の大賞は、これまで年間の取扱量が500トン以上ある集荷業者や卸売業者で約1300あり、毎年6月末時点でのコメの在庫量を調査してきた。新たに今日発表した調査では、取扱量の制限をなくした上でコメを販売する小売業者などにも対象を広げる方針。対象は約7万の事業者に拡大、調査結果は来月下旬にも取りまとめたいとしている。さらにこれまで調査の対象外だった、外食や食品メーカーなども対象に含めることができるか新たな仕組みを検討することにしている。