TBS NEWS (ニュース)
景気低迷に悩む中国で政府が「銀髪経済」を支援する政策を打ち出した。銀髪経済は中国の50~60のシルバー世代をターゲットにした市場のことで、こうした世代をターゲットにして中国各地を巡る観光列車を運航するなど様々なビジネスが展開されている。中国ではこうしたシルバー世代が3億人を突破していて、消費が低迷する中で銀髪経済を活性化させることで景気低迷から脱出したい狙いがある。北京市内ではシルバー世代向けのダンス教室もあり、現在のシルバー世代が行動経済成長期の恩恵を受けた豊かな世代とあって消費量も多いという。日本企業も銀髪経済をチャンスと捉えていて、パナソニックが中国で高齢者向けの住宅約1000戸を3年前から販売するなどしている。銀髪経済は10年後には約610兆円という巨大市場が見込まれている。