ワールドビジネスサテライト (ニュース)
約8年ぶりとなる任天堂の「スイッチ2」がきょう世界で同時発売され各地のファンから喜びの声が上がっている。ただ主力市場のアメリカではトランプ政権の関税政策の影響が懸念されている。「スイッチ2」は4万9980円(日本語・国内専用)、公式通販サイトでの初回の予約抽選に約220万人が申し込むなど大きな話題を集めた。熱狂は海外でも同様でロンドンのこちらの店では約100台を用意、開店と同時に飛ぶように売れていった。イギリスでの販売価格は約7万7000円(395ポンド)。ゲーム機の売れ行きに業績が左右されてきた任天堂、2006年に発売したWiiは1億163万台を売り上げ業績を大きく押し上げた。しかしその後継機のWiiUは伸び悩み赤字に転落。2017年に発売のスイッチは大ヒットとなり1億5212万を売り上げ業績を回復した。スイッチ2はヒットするのか、鍵を握るのはアメリカ。任天堂の売り上げの44.2%が南北アメリカ大陸で最も重要な市場のひとつとなっている。トランプ関税の影響について専門家は値上げに踏み切ったとしても販売に与える影響はほとんどないと指摘している。