サタプラ (特集)
葛飾北斎の絵には、漫画の原点ではないかと言われている表現が数多くある。風で王宮が吹き飛ばされるシーンを描いた「釈迦御一代記図会巻之六」は、吸い込まれるような渦巻きの中に瓦礫のようなものが散乱しており、作品の説明文が漫画の吹き出しのようにも見える。中村さんは「少年ジャンプみたいですね」などと話した。また、豪族が馬に乗って疾走するシーンを描いた「北斎漫画」では、漫画の放射線のような線が引かれている。当時は、「漫画」という言葉は、気の向くままに描くという意味で使われていたそうだ。さらに東洲斎写楽にも、現在の文化につながるという作品があるそうだ。
