NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
トド猟師の俵静夫さん。半世紀に渡り続けてきた。寒さが厳しくなると南下してくるトドによる漁業被害を食い止めようと国が定めた管理基本方針の下で駆除を続けてきた。ガンを患っていた俵さんはトドの漁期が終わり島の漁が始まっても漁に出続け最後まで海とともに生きました。去年7月、俵さんはガンが進行し入院。去年8月19日、俵さんは88歳の障害を閉じる。亡くなって2か月、足跡をたどると功績がみえてきた。北海道大学には俵さんが仕留めたトドの頭骨の一部が保管されていた。駆除の一方でトドの調査研究に協力を続けていた。俵さんが卒業し、今は廃校となった小学校には俵さんが寄贈した島での生活を物語る道具が保管されていいた。礼文島の物資が乏しかった時代の生活の苦労が刻まれていた。厳しい自然と隣り合わせで生き抜いた島民たちの歴史を形で残したい、俵さんは生前、礼文島への深い愛を語っていた。