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トランプ大統領は政権の看板政策である大型減税法案をマスク氏が批判していることに繰り返し「非常に失望している」と述べた。トランプ氏は政府効率化省を率いてきたマスク氏は「法案について全て知っていた」として、法案でEV(電気自動車)への補助金削減が分かり、突然問題視するようになったと主張。一方、マスク氏はSNSで「法案は一度も私に示されなかった」と反論したほか、大統領選をめぐり「私がいなければトランプ氏は敗北していただろう。恩知らずだ」と非難した。その後、トランプ氏もSNSでマスク氏に政権を去るよう求めていたことを明らかにし、「彼は完全に狂ってしまった」と投稿するなど、両者で非難の応酬が続き、決裂は決定的となった形。アメリカメディアによると、この対立でマスク氏がCEOを務めるテスラの株価は5日急落し、時価総額は約22兆円減少した。