リニア大きく前進か?静岡県で着工へ

2026年7月14日放送 23:30 - 23:39 NHK総合
時論公論 (時論公論)

リニア中央新幹線は品川駅~名古屋駅の約286キロを最短40分で結ぶもので2027年開業を目指していた。静岡工区はすべてトンネルで静岡県内に駅はできない。この工事に対し川勝前知事は着工に反対しこう着状態が続きJR東海は2027年の開業を断念。しかしおととし川勝前知事が辞職して鈴木知事が就任すると局面が大きく変化。鈴木知事はリニア計画の推進を掲げJR東海との対話の姿勢を打ち出した。JR東海は東京・名古屋・大阪が短時間で結ばれて経済効果を生むとしている。また南海トラフ巨大地震などが起きた場合交通の大動脈を維持する意味も強調している。リニアは1960年代から研究が始まった日本固有の鉄道技術。
JR東海は品川~名古屋の開業時期を具体的に示しておらず静岡工区だけでも10年以上かかる可能性がある。静岡県などを通るトンネルは険しい南アルプスの下で工事は最難関になると予想される。品川~名古屋間の総工事費は約5.5兆円としていたが資材の高騰などで現在は約11兆円になるとの見通しを示している。急激な物価上昇や工事が長引く場合は費用が膨らむ懸念もある。一方、地域の活性化への期待もある。名古屋ではリニア開業を見据えて名古屋駅をスーパーターミナル化しようという構想がある。また東京都心が通勤圏になるとして名古屋駅近くのマンションを販売する会社は売り込みを強化している。ただ工事による環境面での懸念が残っている。岐阜・瑞浪では工事現場の周辺で井戸の枯渇や地盤沈下が起きておりJR東海は新しい井戸の整備などの対応を行っていて工事中断のままになっている。一方で短時間で移動できるメリットを生かす試みもある。リニア中央新幹線を作る以上新しい発想で日本の将来につながる活用策を考えることが重要。


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