NHK地域局発 (Yスペ!)
厳しい経営状況が続くレノファ山口。渡部社長は1万人の集客達成を4回達成することを今季の目標として掲げた。その責任者に命じられたのが、地域との結びつきを重視している運営部長の内山遼祐。内山は実業団でプレーしていた元サッカー選手で、2013年にレノファ山口のスタッフとなった。レノファは2013年にJ2昇格を果たし、2016年には入場者数1万人を3回達成するなど好調だったが、近年は降格の危機に見舞われるなど成績が低迷。経営面でも4度の赤字を経験する事態となっていた。
集客のため、内山は地元を巻き込んで開幕戦応援パレードを行うことを提案。内山がこうした動きを進める中、広報業務を一手に担う冨島勲も異なる角度でのアプローチを進めていた。冨島は動画を撮影してインターネットに配信し、年間170万再生を誇るやり手。冨島が独自に広報を進める中、内山も山口商工会議所で来賓に相談を進めるなど奔走。
数々の準備を経て、いよいよ内山の提案したパレードが開始。パレードは大盛況となり、内山は「レノファがいることで地域が盛り上がるのが目指す姿。この熱を持ち込んで開幕戦1万人を達成したい」と語った。