ZIP! SPORTS
カーリングの日本選手権で、ロコ・ソラーレが土壇場でミラクルショットを見せた。ミラノ・コルティナ五輪開幕まで、きのうでちょうど1年となった。五輪2大会連続メダルのカーリングのロコ・ソラーレは、五輪の代表選考を兼ねたカーリングの日本選手権で3位以内に入らないと五輪への道が絶たれる。きのう行われた予選2次リーグの初戦は、延長戦の末、ロコ・ソラーレが勝利を収めた(ロコソラーレ7−6チーム御代田)。その試合終了からおよそ6時間後に行われたロコ・ソラーレの予選2次リーグ2戦目の相手は、全勝の強敵・フォルティウス。ロコ・ソラーレは2点を追う第3エンド、ハウスの中に相手の赤いストーンが5つあり、最大5失点の大ピンチの場面で、藤澤五月(33)がストーンのギリギリを通して中央の一番近くに止める“神ショット”をみせ、1点を返す。再び大量失点のピンチを迎えた第5エンド、今度も藤澤が相手のストーンよりも中央に寄せるスーパーショットで1点を返す。しかし、フォルティウスは第9エンド、吉村紗也香(33)が正確なショットで2点差に広げる。迎えた最終の第10エンド、フォルティウスは吉村紗也香のラストショットに期待を寄せたが、そのショットが中心に届かず、ロコ・ソラーレが3点を奪って逆転勝利。3位以内確定で決勝トーナメント進出となった。