カラーでよみがえる映像の世紀 (映像の世紀)
1913年3月、ロマノフ家300年式典。ロマノフ家の威信をかけた華やかなセレモニーだった。やがてロシア革命で処刑されるニコライ皇帝一家が写っている。グリゴリー・ラスプーチンはニコライ一家に寄り添い、権力をほしいままにしたといわれる。ニコライ2世のアレクセイ皇太子に対する溺愛ぶりは、公式行事の映像にも表れている。ニコライ2世の日記にはアレクセイとラスプーチンの名前がしばしば登場する。動く映像が発明されて20年もたたないうちに、カメラマンも大衆も刺激的な映像を求め始める。エッフェル塔から飛び降りる男の映像を紹介。